竣工図をデータ化
弊社では、建物の図面や文書を電子データに変換するサービスを提供しています。その際、図面や文書に何か変更があった場合、その変更や修正の履歴をしっかりと記録します。これにより、建物の管理や修理などをする時に役立ちます。
紙の図面をPDF化します
紙の竣工図をコンピューターで見ることができるようにするために、スキャナーを使います。スキャナーは、紙の上に置いた竣工図を読み取り、その写真をコンピューターに保存します。
次に、保存された写真を見やすくするために、コンピューター上で画像を整理します。例えば、明るさやコントラストを調整したり、不要な部分をトリミングしたりして、竣工図がよりクリアに見えるようにします。
そして、整理された竣工図をPDFという形式に変換します。PDFは、ほとんどのコンピューターで見ることができるファイル形式です。変換するためのソフトウェアを使って、竣工図をPDFに変えます。
最後に、変換されたPDFファイルを保存します。これで、紙の竣工図が電子データとして保存され、いつでもコンピューターで見ることができるようになります。
以上が、紙ベースの竣工図をPDF化する手順です。
加工賃
(参考価格)
・PDF化 基本料金30,000円+35円(1枚)
120ページの竣工図の場合
(製本されていない分割ページの場合)
製作費36,000円+加工費(CD・DVD)1,000円+送料(レターパック370円)
合計41,070円 (税込み)
注)製本されたものは一枚ごとにスキャンするため別途スキャン費用が発生します。
PDF化した図面をCADデータ化します
PDF化されたデータをCADデータ化するには、次の手順が一般的に取られます:
- PDFの解析: まず、PDFファイルを解析して、図面や文書内のデータを取り出します。これには、CADソフトウェアや専用のPDF変換ソフトウェアを使います。
- レイヤーの識別: PDFからデータを取り出す際に、元の図面のレイヤー構造を特定します。CADデータでは、レイヤーは異なる要素(線、テキスト、図形など)をグループ化するのに使われます。
- 図面の再構築: CADソフトウェアを使って、PDFから取り出したデータを元に図面を再構築します。線やアーク、テキスト、図形などの要素を正確に配置し、元の図面と同じレイアウトを再現します。
寸法やスケールの設定: 再構築した図面が正確なスケールと寸法を持つように設定します。これにより、図面を使って正確な計測や設計ができるようになります。
- フォーマットの調整: CADデータ化された図面が必要なフォーマットや形式に合うように調整します。ファイル形式(DWG、DXFなど)の選択や、必要なレイヤーの整理などが含まれます。
- 品質チェック: 最後に、CADデータ化された図面の品質を確認します。寸法の正確性や図形の一貫性、レイヤーの適切な配置などがチェックされ、必要に応じて修正や調整が行われます。
これらの手順により、PDF化されたデータがCADデータ化され、CADソフトウェアで編集や解析が可能な形式に変換されます。
CAD製図→PDF図面の竣工図の場合
120ページの竣工図の場合
製作費44,000円+加工費(CD・DVD)1,000円+送料(レターパック370円)
合計45,070円 (税込み)
注)手書き図面は加工が必要です。別途編集加工費が発生します。
(縮尺変更・線種変更・文字加工・ひずみ修正等) 1枚当たり概ね24,000円※別途見積
改修履歴の書き込み・加工・編集
弊社のサービスでは、電子データになった建物の図面や文書に、何度も加工や修正が行われた履歴を書き込んでいます。これにより、建物の管理や保守に必要な情報を、早くて効率的に管理できるんです。
加工・改修履歴の書き込みは、次の手順で行います:
変更内容のドキュメント化:
- お客様から提供された図面やデータに対する変更内容を文書化します。何が変更されたのかや、誰が変更したのか、その変更がいつ行われたのかを詳しく記録します。
- 履歴の追跡: 変更内容を正確に追跡するために、変更履歴を細かく記録します。これにより、将来の修正や改善の際に過去の変更履歴を参照できます。
データへの書き込み:
- 新しい情報や変更内容を元の電子データに書き込みます。これにより、すべての関係者が最新の情報にアクセスできるようになります。
検証と承認:
書き込まれた情報が正確であることを確認し、必要なら承認を得ます。
アーカイブと保管:
- 書き込まれた履歴は、安全に保管されます。これにより、将来的な参照や必要な場合の復元が容易になります。
- これらの手順により、図面や文書のデータ化だけでなく、その後の変更や改修に関する情報の管理も円滑に行うことができます。
こちらの作業は上記 PDF化 CAD化の一連のお仕事をさせていただいた
延長線上にありますので、単独個別依頼はお受けできません。
さらに進化するのはBIM管理
BIM(Building Information Modeling)管理を目指すというのは、建物の設計・建設・管理において、情報を効果的に管理し、建物のライフサイクル全体を包括的に把握することを意味します。
BIM管理では、建物の3Dモデルを中心に、さまざまな情報を統合して管理します。例えば、建材の仕様や性能、設備の配置、メンテナンス履歴などの情報を一元化し、建物の設計から建設、そして運用・管理に至るまで、全てのプロセスで利用します。
BIM管理の利点は多岐にわたります。例えば、建物の設計段階での衝突検知やシミュレーションを通じた設計の最適化、建設工程の効率化、そして建物の運用・メンテナンスにおけるデータの利活用などが挙げられます。これにより、建物の品質向上やコスト削減、スケジュールの短縮などが実現されます。
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